先人の広告デザインを参考にする

HOME » 広告デザインのポイント » 先人の広告デザインを参考にする

先人の広告デザインを参考にする

広告デザインの制作物全般を指してクリエイティブと言います。
それほどに広告デザインには独創性が要求されるのです。
昨今のように、毎日広告デザインが量産されている時代には、独創的な発想で制作されたものが、人々の関心を引きやすいということは眼に見えています。
ありふれたデザインやキャッチコピーでは、見てもらえないのが実情です。

しかし、いかに独創的でも、そのアイデアが広告の目的に合っていない場合には、意味がないのです。
広告の目的を達成するために有効な独創性こそが広告デザインに必要な独創性です。
しかし、誰でもがいつでも、独創性を発揮できるというものでもありません。
というよりも、多くのデザインは、依然見たような感じのものの方が多いのです。
そういったものは、独創性のあるものと比べると、インパクトは弱くなります。
では、そういった広告デザインでは全く成果は上がらないのでしょうか?
意外にそうとばかりも言えません。

前も見たような広告が効果を上げる場合もあります。
たとえば、ずっと同じ商品をバージョンアップし続けている会社の新製品案内のデザインはどうでしょうか?
一目見たら、その会社のその商品の案内とわかるデザインは、価値あるものです。
いつもよく似たパターンのポスターに、変更した部分だけがアピールされていたら、普段からその製品を利用している人にとってはとても分かりやすい広告デザインです。

また、商品や業界によって有名な広告デザインというものがあります。
そういったものを参考にしてみると、その商品のターゲットになる人たちの嗜好が理解しやすくなります。
先人のセンス、達人の技を参考にして、自分の技を磨くのはよくあることです。
画家でも彫刻家でも、有名な作品の完全コピーをします。
完全にコピーすることで細かい部分の技を学ぶのです。
広告デザイナーにもこういった勉強方法は役にたちます。

また、実際に仕事として広告デザインをする場合にも、参考になる広告デザインを探し出して、それをじっくり見ることはとても有効です。
もちろん、まねをしてはいけません。
デザインの手法や色遣いなどを参考にするのです。

こういった方法は独創性を生まないのではないかと思ってしまいます。
しかし、独創性は、その個人から発せられるもので、人のものを参考にしたからと言って、消えてしまうものではありません。
むしろ、堅実に先人や達人の技を参考にして勉強した方が独創性が磨かれると考える人も少なくありません。